髪の毛がはげてしまうことを予防することは可能?
男性型AGAは男性型脱毛症のことですが、思春期を過ぎると髪がだんだんと薄くなっていく状態が一般的な症状です。頭頂部や額の生え際など、一方や両方からだんだんと薄くなっていきます。
髪の毛が薄くなると、どうしても老けて見られたりコンプレックスを抱えてしまったりすることになるため、避けられるものなら避けたいものです。
しかし髪の毛が薄くなりはげてしまうことを予防する方法はあるのでしょうか?
AGAでも進行を遅らせることはできる?
AGAは遺伝性の要因が強い場合や男性ホルモンが影響することが一般的な原因とされていますが、家系が薄毛になりやすい遺伝子を有していたとしても、必ず薄毛になるわけではありません。
その他に食生活や睡眠などの生活習慣、ストレスなどの環境因子が複合的に絡み合って起きますので、これらを改善することによって予防や進行を遅らせることも可能だと考えられます。
薄毛の原因はヘアサイクルの乱れ
薄毛になる原因は様々ですが、いずれの場合もヘアサイクルが乱れることが大きな原因です。髪の毛は毛根から成長していきますが、それぞれの毛根は独立してヘアサイクルを持っています。
正常であれば2~6年の間で髪の毛が成長し、2週間ほどの退行期を迎え、3~4か月の休止期に入っていずれは抜け落ちます。その下には新たな髪の毛がスタンバイしていて、再度成長期に入っていくというサイクルが繰り返されることになるでしょう。
例え1日に50~100本の髪の毛が抜けても正常なヘアサイクルなので問題はないと考えられます。
しかしヘアサイクルが乱れれば、成長期が短くなり成長しない間に抜け落ちます。十分に成長しないうちに毛球は退縮が始まり、いずれは完全に退化して新しい髪の毛が作られなくなってしまうためヘアサイクルを正常化させる必要があります。
ヘアサイクルを乱す原因
毛母細胞に十分な栄養が送りこまれなければ髪の毛を作ることはできません。栄養は血液から運ばれますので、頭皮が血行不良になれば栄養が不足します。
頭皮の血流を悪くするものとして、タバコ、アルコール、睡眠不足、ストレスなどが考えられます。
さらに現在食の欧米化などでコレステロールの高い食べ物を中心に食べている場合や、外食やコンビニ弁当など、食生活の乱れは頭皮の毛穴の皮脂を詰まらせる原因になりますので髪に良い栄養をしっかりと補給することが必要です。
血流改善と栄養補給ではげてしまうことの予防を!
いくら栄養補給を十分にと、外から髪に良いとされるシャンプーや育毛剤と使ったとしても本来内側から摂るべき栄養分が不足している場合や血流が悪いままでは改善が期待されません。
血流改善と栄養補給をダブルで行うことが、髪の毛が少なくなりはげてしまうことを予防するために大切です。