射精で老化や疾患を防ぐことができる?

   

女性の卵子が老化することについては知っているという人もいるかもしれません。しかし男性の精子にも老化があることがわかってきています。

 

精子は毎日作られるから老化しないのでは?

精子は日々精巣で新しく作られるので老化はないと考えられていました。しかしマウスの卵に不妊ではない男性と不妊の男性の精子をそれぞれ顕微受精させて、卵活性率から精子の受精能力を評価するといった検査を実施したそうです。
不妊の男性群では加齢により精子機能が低下するケースがあるということが判明したそうです。

 

精子が老化するとどうなる?

35歳から急速な精子機能の低下、精子を育てるホルモン、細胞、精子そのものが減少、そしてDNA損傷精子の増加などが見られたということでした。
DNA損傷精子は着床率の低下や流産率を高めることが分かっていますし、自閉症や統合失調症など障害の影響もあります。

 

精子が老化する理由は?

 
精子はそもそも酸化ストレスに弱い特徴があります。ただ加齢だからということではなく、アルコールやタバコを多量に摂取すること、そして精神的ストレスなどが過度にかかることは男性不妊の原因と考えられます。なるべく精子にストレスを掛けない習慣を心掛けることも必要だと言えるでしょう。

 

本人の老化を防ぐには?

精子の老化を防ぐことも大切ですが、本人の老化も防ぎたいものです。加齢によって引き起こされる疾患に、男性特有のがんである前立腺がんがあります。
前立腺がんは8割が65歳以上に見られる高齢者に多い疾患ですが、この前立腺がんになった人の性生活を調査したところ、射精回数の多い人は前立腺がんになりにくいということがわかったそうです。

 

なぜ射精とがんになりにくいことが関係する?

射精すれば前立腺の血流が良くなり、動脈硬化を予防することに繋がります。動脈硬化は勃起不全を起こすだけでなく、がんなどの要因となる可能性も否定できません。
勃起できるのに射精をしない状況は、精液や前立腺液を停滞させることになるので炎症性を変化させてしまいます。前立腺の炎症は将来的にがんの発生としてあらわれることも考えられるでしょう。
前立腺は分泌液が古くなると活性酸素を出し、古くなった分泌液そのものが組織を攻撃してしまうことで炎症を引き起こすことになってしまいます。

 

男性機能をいつも万全に

古くなった精液はなるべく排泄することが良いということでしょう。射精することで精子の老化を防ぐことにはならないかもしれませんが、高齢の男性に多く発症する前立腺がんを予防することができる可能性はあります。
そのためもう年だからと諦めてしまわず、健康維持のためにも男性機能を正常に保つようにしましょう。

 - ED

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