禁煙すると体にどのような変化があらわれる?

   

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タバコを吸うことが健康に悪い影響を及ぼすことは誰でも知っていると思います。肺がんや虚血性心疾患、慢性呼吸器疾患といった疾患の原因になる可能性があり、全身の様々な臓器に障害をもたらしうることも事実です。
気管支肺胞系に与える影響も大きく、肺の代謝や免疫機能といった非呼吸性の機能にも影響します。
咳、痰といった呼吸器症状があらわれ、限界を越えれば呼吸器疾患として発症してしまうでしょう。色々な疾患の原因になることを考えれば、禁煙という選択肢は自分の健康のために必要です。

 

最も問題なのは受動喫煙

そして問題になるのは受動喫煙による周囲を巻き込むことです。配偶者や子供にまで自分が吸ったタバコの煙によって影響を及ぼします。
喫煙者の多くはその事実を知っていて、タバコを止めたいと思っているのにやめられないでいます。それはタバコに含まれるニコチンの依存性が関係しています。
しかし禁煙すると、体には段々と変化があらわれ、将来的に禁煙して良かったと思えることができます。どのような変化が見られるかを確認してみましょう。

 

禁煙で体にどのような変化があらわれるか

禁煙効果は医学的にも認められていますが、例えば最後のタバコを1本吸った後、10年経つまでの体の改善効果は次の通りです。

・20分後
血圧が正常化し始め頻脈が改善する。手足の皮膚温は上昇していく。

・8時間後
血中の酸素濃度が増加し始める。

・24時間後
狭心症、心筋梗塞になる確率が低下する。

・48時間後
臭覚と味覚が回復し始める。

・72時間後
体内からニコチンが完全に消え、気管支が拡張され呼吸が楽になる。

・2~3週間後
循環が改善し歩行が楽になる。
肺機能は30%向上する。

・1~9か月後
咳、痰、易疲労感、息切れが改善し、呼吸器感染が減少する。

・5年後
肺がんを発症する確率が半分になる。

・10年後
肺がんを発症する確率が10分の1になる。

 

タバコの量が多い人ほど変化を感じやすい

このような体の変化は、長期間、そして多くタバコを吸っている人ほど強く自覚することができます。体に悪影響が及んでいる分、禁煙で得られるメリットや体調の変化が実感しやすいと言えるでしょう。

 

ニコチンが禁煙の邪魔をするなら専門医に相談を

禁煙で問題になるのはニコチンによる依存性です。ニコチン依存症の場合、タバコを止めたくてもなかなか止められません。
そのため禁煙補助薬による治療は2006年4月より健康保険の適応になっています。そのため禁煙外来でも保険を使って3割の自己負担で受診することができます。
ただし治療には一定の条件があり、例えばニコチン依存症であること、1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上になること、禁煙を強く希望していることといった条件を満たすことが必要です。
条件を満たす人なら誰でも受診することができますので、専門医に早速相談してみるようにしましょう。

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