ニコチンの離脱症状とは?禁煙でEDが改善!?
ニコチンには依存性があることで、タバコを吸った時に依存を生じる原因になっています。
継続してタバコを吸うなど定期的なニコチン摂取を続けていると、脳細胞はニコチンを吸収しなければ以前と同じ活動レベルを維持できなくなります。
この状態が「ニコチン依存」や「ニコチン中毒」と呼ばれる状態です。
ニコチンの特徴
ニコチンは吸収性、そして体内からの消失が速いことからタバコを継続して吸っている人は喫煙して30分くらい経つとニコチン切れの症状が出てまた吸いたくなります。
ニコチン依存になっている喫煙者の体内は、血中のニコチンの濃度を喫煙頻度で調整するようになるためニコチン離脱症状を避けている状態です。
禁煙した場合の離脱症状とは
離脱症状とはいわゆる禁断症状のことです。禁煙してから通常禁煙後3日以内に離脱症状が出てきますが、禁煙を続けることで1週間、長くても2~3週間で消失していきます。
離脱症状には次のような症状が現れます。
・タバコが吸いたい
・イライラして落ちつかない
・全く集中できない
・頭痛が起きる
・倦怠感
・睡眠障害(過度の眠気や眠れない)
・排便障害(便秘など)
離脱症状は健康が回復するサインです。
タバコが吸いたい!その気持ちを抑えるには
一定時期禁煙できて離脱症状から抜けても、タバコを吸いたいという欲求はまだ続きます。
しかしここで吸ってしまえばまた同じことの繰り返しですので、吸いたいという欲求をうまく調整することが大切です。
タバコを吸ってしまわないように、次のようなことを実行してみましょう。
行動パターンを変更する
これまでの行動が喫煙に結び付いている可能性があります。そのため行動パターンを変えて吸いたいという気持ちを起こりにくくしましょう。
・朝の行動を変更する(歯磨き、洗顔、朝食など)
・食後は迅速に動く
・コーヒーやアルコール類を控える
・生活習慣を改善する(食過ぎ、夜更かし、過度な労働を避ける)
環境を改善する
身の回りのタバコに繋がるものをすべて処分することも必要です。タバコはもちろんですが、ライターや灰皿なども処分します。
また、居酒屋やパチンコ屋などタバコが吸いたくなる場所に行くこともしばらく避けたほうが良いでしょう。
周囲に喫煙者がいる場合は、なるべく喫煙中は距離を置くようにするなども必要です。
まずは自分が禁煙中であることをできるだけ周囲の人に告げておくことが良いでしょう。
喫煙の代わりになる行動をする
イライラする時には散歩や体操など軽い運動をしたり、深呼吸をして心を落ち着けるようにしましょう。
どうしても口寂しくなる時があるでしょう。その時には糖分が少なめのガムや干昆布を噛むことで気がまぎれますし、歯磨きも効果的です。
医療機関を受診し、ニコチンガムを処方してもらうという方法もあります。ニコチンガムについては、臨床研究からも離脱症状には高い効果が期待できることがわかっています。
もしかしてEDはタバコが原因?と思うなら
ニコチンには血管を収縮する作用があるため、EDの要因になっている場合もあります。禁煙したことで改善される場合もありますので、タバコを吸っている人は一度生活習慣を改善してみましょう。