カルニチンは脂肪の代謝に必要不可欠!不足しないために

   

Lカルニチンは必須アミノ酸であるリジンとメチオニンから生合成される化合物で、人の骨格筋や心筋などの筋肉細胞に多く存在しています。そして脂質がエネルギーへ変換される代謝の働きに必要不可欠な物質です。

 

カルニチンが脂質の代謝に不可欠な理由

脂質の代謝は細胞のミトコンドリア内で行われますが、脂質だけはミトコンドリアの膜を通過できません。
脂質は体内に取り込まれると脂肪酸へと分解されますが、脂肪酸がLカルニチンと結合することでミトコンドリア内に運ばれてエネルギーへと変換されます。Lカルニチンは、脂肪酸をミトコンドリア内に運ぶための重要な役割を担っています。

 

食品から摂るなら肉類を食べること

Lカルニチンはアミノ酸の類縁体ですので、人の体内でもリジンとメチオニンを前駆体とし5段階の反応過程を経て生合成されています。
体内で使われるLカルニチンは、日本人の場合は体内の生合成が約4分の1、食事からの供給が4分の3で賄われています。
肉類に多く含まれているため、Lカルニチンを食事から補給するなら肉類を積極的に摂ることが必要になります。

 

高齢でも若い世代でも近年不足気味?

さらに体内のLカルニチンは加齢に伴って濃度が低くなっていきます。これはLカルニチンの生合成能力が低下することと、高齢になることで食事量が減少することなどが理由として考えられます。
また、最近では偏食やダイエットが原因となり若年世代でもLカルニチンが不足する傾向にあるようで、年齢を問わずに積極的に補充することが必要だと言えるでしょう。

 

ミトコンドリアは脂肪の焼却炉

脂肪をエネルギーに変えるためには、その脂肪を燃焼させることが必要になります。人の体内に存在する60兆個という数の細胞一つ一つで、その燃焼作用を起こすことが可能です。
細胞にはミトコンドリアという粒子が含まれていますが、これは脂肪の焼却炉と総称付けられている粒子で脂肪が燃焼するにはミトコンドリア内に入ることが必要になります。
しかし脂肪だけではミトコンドリアに入ることができませんので、脂肪を運ぶ物質として活躍するのがLカルニチンです。
Lカルニチンはエネルギーのもととして脂肪と結合し、ミトコンドリアに脂肪を運びます。他の栄養素では代わりを務めることができないとても重要な働きを担うため、不足しないように補っていくようにしましょう。

 

Lカルニチンのサプリメントを有効活用して

Lカルニチンは継続的に摂り続けることで力を発揮します。体質や生活習慣などでどのくらいの量が必要なのかは人それぞれですが、一般的には200~500mgを継続的に摂ると良いと言われています。
野菜や果物にほとんど存在しておらず、肉類の赤身に含まれていますので和食を中心の場合、通常の食事から十分に摂ることは難しいかもしれません。
牛肉1kgあたり約700mgのLカルニチンが含まれますが、その量を食べることは現実的ではなく逆に余分な脂肪を摂ることになってしまいます。そのようなことからも、サプリメントを活用して無理なく補うようにしましょう。

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