ルテインの摂取量は?過剰摂取は危険?
ルテインは人の体で産生されない成分のため、食料品などから必要量を摂取する必要があります。
和食にはルテインを多く含む緑黄色野菜が多く使用されるため、和食中心の食事であればルテインを摂取やすいと言えるでしょう。
しかし近年食の欧米化により野菜不足にあるため、ルテインも不足する傾向にあります。
ルテインの推奨摂取量
一般的に推奨されているルテインの必要量は、目の疲労改善や視力維持が目的の場合は1日6mg~12mgです。
ルテインは脂溶性なので油を使った料理と一緒に摂ると吸収力が高まりますが、体内に吸収されるまで減少する傾向があることから、10mg~20mgを摂ることが望ましいでしょう。
摂取量の上限は?
厚生労働省では1日35mgの摂取、国連の食品添加物専門家会議(JECFA)では体重1kgあたり2mgの量であればルテインを摂取しても大丈夫と発表しています。
正しい摂取量で若返りと精力増強
ルテインは抗酸化作用があるためアンチエイジング作用により老化をストップさせてくれます。
また、この抗酸化作用はED対策にも期待ができます。
ルテインはカロテノイドの1種ですが、カロテノイドは酸化に弱い男性ホルモンや精液を増強し守る作用があるため、EDの発症率を14%下げることが証明されています。
ルテインの過剰摂取は問題?
元々野菜など自然に存在する栄養素であるルテインは、普段の生活から摂る分には過剰摂取になる心配はありません。
ただしサプリメントなどから摂取する場合、必ず用法や用量を守って摂取することが必要です。
また、サプリメントはルテインの原材料に天然成分を使っているものと人工的に石油を原料にしているものがありますが、サプリメントの過剰摂取が問題になるのではなく原材料に何を使っているのかが問題になってきます。
合成ルテインの危険性
この人工的に作られた合成ルテインは副作用も確認されており、サプリメントを選ぶ際に注意する必要があります。
合成ルテインの場合は、目のかゆみや腫れ、咳、胸やけなどの症状が起こる場合があるだけでなく、喫煙と組み合わせると肺がんを促進してしまうという調査結果も出ています。
サプリメントでルテインを補充する場合には天然成分を原料にしたものを選ぶようにしましょう。
ルテイン不足を防ぐために
近年野菜不足の傾向にある食の欧米化など、まずは食生活を改善することが大切です。
野菜にはたくさんのミネラルやビタミン、食物繊維が含まれていますので体調を整えて健康でいるためには必要不可欠な食材です。
ルテインも野菜に含まれる成分ですが、特に色の濃い緑黄色野菜に多く含まれています。
積極的に野菜から摂るようにし、補助的に天然のサプリメントを使用するなど不足しない食の環境づくりが大切になります。