薬の副作用が射精に影響する!?「薬剤性ED」とは?

   

常用薬には性欲や勃起、射精の機能を著しく低下させてしまう副作用があるものもあります。ただし薬剤性EDは直接生命に関わるわけではありませんので、あまり認識されていないことが多いのも事実です。

「薬剤性ED」とは

普段から服用している薬の副作用が原因で起こるEDが薬剤性EDで、原因になる薬はいくつか種類がありますが主に3種類に分類されます。

性欲を低下させる薬

薬の成分が中枢神経に作用することで性欲を低下させ、結果勃起を抑制します。

・男性ホルモンに関連する薬
前立腺肥大症や前立腺がんなどの治療に用いられる薬は、性機能と密接な関係のある男性ホルモンの受容体を遮断し合成を抑制します。

・プロラクチンに関連する薬
EDの原因にあげられるものに高プロラクチン血症がありますが、軽度の高プロラクチン血症は薬剤性であることが多く見られます。

・ドパミンやセロトニンに関係する薬
高血圧や躁鬱病、高精神病などの治療に使用される薬は、性中枢においてドパミンの減少やセロトニンの増加に作用しますのでいずれもドパミン活性を低下させ性欲を抑制させます。

勃起障害を起こす薬

薬が副交感神経の働きを阻害してしまうことで結果として勃起障害を起こします。

・抗コリン作動神経に関係する薬
アセチルコリンを減少させムスカリン受容体を遮断することで、正常な勃起機能を狂わせてしまいます。

・交感神経に関係する薬
α・β交感神経の受容体が刺激され遮断されてしまうことで勃起障害を起こします。

・プロスタグランディンに関係する薬
プロスタグランディンは陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させて勃起を起こすため、その合成を阻害することで勃起障害を起こします。

射精障害を起こす薬

薬が交感神経の働きを阻害してしまい射精障害を起こします。射精の過程は、後部尿道へ精液が排出と内尿道口の閉鎖、そして体外への射出されるということで成り立ちます。この過程には交感神経と副交感神経、そして体性神経が関係しますが薬に神経作用が抑制されてしまい射精障害が生じてしまいます。

もしかして薬剤性EDかも?

現在薬を服用しており、上記にあてはまる疑いがある場合にはまず薬を処方している医療機関で担当主治医に相談してみましょう。薬剤性EDは常用薬の服用を中止しただけで改善されることがほとんどですが、服用する必要がある薬を勝手にやめてしまうことは危険です。主治医に相談した後にED治療専門のクリニックに足を運んでみるのも良いでしょう。薬の作用などを知っておくことで、自分自身の問題で射精に問題が起きているわけではないと理解し、自信を取り戻すこともできるかもしれません。

 - ED

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